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不退転の決意 [吹奏楽]

ある年の秋も深まった時期、ある重大な決断をした。

その年は、各パートとも、人数的にも、技術的にも、比較的充実していたように思う。ただ、パーカッションパートだけ、いろいろな事情で新3年生(秋の時点では2年生なのだけど)がいない状態になってしまっていた。正確には、途中入部の生徒はいたのだけど、経験年数は2年生より少ないという状態であった。

来夏のコンクールへの取り組みを考えた時、どうしてもパーカッションパートをてこ入れすることが必要だと感じた。
そこで、部長、副部長、学生指揮者らの執行部を集めて、
「君達のうち、一人、パーカッションパートに移動してもらえないだろうか?」と提案した。
どの子も、そのパート、セクションで、演奏面でも精神面でも重要な役割を担っているわけで、その子が抜けるマイナス面も大きいし、本人にしても、パーカッションについては初心者状態なわけだから、不安も大きかったと思う。

執行部のメンバーの中で、どの子が移動したらいいか、僕自身はノープランであったが、
Fさんが、「私が移ります!」と立候補してくれた。



この時、絶対、このメンバーで県大会へいきたい!、と強く思った。
まあ、顧問がいくら強く思っても、どうなるわけでもないのだけど、不退転の決意というやつかもしれない。
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