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鍛冶屋の歌 [吹奏楽]


角川学芸ブックス  人を魅了する演奏

角川学芸ブックス 人を魅了する演奏

  • 作者: 紙谷 一衛
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2009/03/13
  • メディア: 単行本

「私たちが手拍子を打ちながらシンコペーションの音を歌うと、拍を打った手は音が出るまでの半拍間止まって待っていて、半拍後の音の出とともに開かれるのが普通です。・・・拍で踏み込む農耕民族のセンスだと言ってよいでしょう。音を出発させるべく拍で打った両手を開いたのに音が来ない、「音よ来い」、と手を開けて埋められるのを待っているのが西洋のシンコペーションです。拍ですでに出発しているので音を待つ顔は上を向いているし、気持ちも宙に浮いているはずです。」

指揮法のビデオとかでも、「裏拍ではなく、表拍をしっかり叩けば(示せば)いいんです。」と指導されていたりするのだけど、
なんで、点で停止して、するどく引き上げる?みたいな振り方じゃダメなんだろうと疑問に思っていた。まさしく、「拍を打った手は音が出るまでの半拍間止まって待っていて、半拍後の音の出とともに開かれる」という感覚なのですよね。

「手を開けて埋められるのを待っている」、なんか、曲のイメージ自体が変わってくるように思われます。


それにしても、むずかしいです。指揮の場合は、音自体ではなく、呼吸を示す、音が出る前が勝負、という観点も考えると、さらに頭の中はグチャグチャになりわからなくなります。それに自分の不器用さが加わり・・・・。
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