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これだけは知っておきたい 和声法講座 [吹奏楽]


これだけは知っておきたい 土田京子の説き語り和声法講座

これだけは知っておきたい 土田京子の説き語り和声法講座

  • 作者: 土田 京子
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2009/07/16
  • メディア: 単行本

「和声法とはどういうものか」を、「芯になる芸」としてでなく、「周辺領域」として学ぼうとする学生用に書かれた本、だとのこと。

バス課題、ソプラノ課題、数字つき低音、連続5度・8度の禁則、・・・・

なぜ、完全5度(8度)の連続がダメなのかという説明で、
「完全5度は、とてもよく響き合う音程なので、そんなに仲よしで、ひとりが自分の影を連れて歩いているなら、なにも2つの声部でいる必要も意味もないわね、ということになる。」
みたいな文章は、す~っと入ってくる。

属七の和音の部分で、バスが第7音になった形(数字つき低音で+4)の例として、ベートーベンのピアノソナタ悲愴第2楽章の楽譜を載せて、
「バスが第7音の場合と根音の場合を書いてみます。どうぞ、必ずピアノで弾いてみてくださいね。バスの音に耳を澄まして、この2つの違いは大きいでしょう?」
とあるのだけど、ピアノは弾けないので、コンピュータに入力して聞いてみても、
何回か聞けば、違うのはわかるけど、大きいかどうかはわからない。「やっぱり、ベートーベンってすごいよね」みたいな、違いの意味?がピンとこないのが、悲しいところ。

課題曲の講習会とかで、伊藤康英さんが、課題曲をピアノで弾いて、
「ほら、ここの和音の使い方、シャレているでしょ!」と言われても、どう反応していいのかわからない感じに似ている。

まあ、ワインのテイスティングなんかも、「だから何」みたいな部分もあるし、いろいろ経験を増やしていくしかないのかも。
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