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「リゾートホテルの温水洗浄便座」と「観覧車とジェットコースター」 [雑感]

「大学の商品は何?」
https://kitachi.blog.ss-blog.jp/2007-03-10
第3回ShobiForumのN氏の講演で、印象に残った話として、
「大学の商品は何?」というのがある。
商品という発想から、すでに異論のある人もいるかもしれないのだけど、
氏の講演では、
多くの大学が商品は「カリキュラム」と考え、
顧客は「学生」と考えてしまっている。
大学の顧客は「社会」であって、
大学の商品は「教育が終わった学生」である。
なるほど、ちょっと違った切り口で考えていくと、方向が見えてくるのかな、という感じもする。

という記事を書いたことがあるのだけど、その後、「もしドラ」でドラッカーの理論を知り、「顧客はだれ?」「商品はなに?」というのを考えるようになった。

たとえば、
カプセルホテルの商品は「お風呂」
カラオケルームの商品は「部屋」
牛丼屋の商品は「ごはん」

「風呂 ご飯 部屋」
https://kitachi.blog.ss-blog.jp/2012-09-19
かつて、カプセルホテルに泊まったとき、カプセルホテルって、ホテルというよりはお風呂屋さんなんだ、と思った。
サウナとか、スーパー銭湯とかの延長で、その休憩室が一人分のスペースごと区切られている、という感じ。
カプセルホテルの最も重要な施設は、カプセルではなく、お風呂なのだ、と。

BSE問題で、牛肉が輸入できなくなって、牛丼屋さんが、豚丼とかを販売し始めた時、あぁ、牛丼屋さんって、牛肉が最も重要なアイテムなのではなくて、ご飯が最重要アイテムなんだ、と思った。

テレビで、カラオケルームの最新活用状況みたいな特集を観ていて、そうか、カラオケルームの最重要アイテムは、カラオケではなく、「部屋」なんだ、と思った。レンタルルームですよね。


この流れで、
今回、「リゾートホテルの温水洗浄便座」と「観覧車とジェットコースター」ということで、いろいろ考えてしまった。
つづく



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