SSブログ

ブレスと譜面の関係 [吹奏楽]

ブレスの位置
フルートの生徒から「どこでブレスをしたらいいですか」という質問を受けた。実は、この質問をされると僕は大変困るのです。自分自身も、高校時代からフルートを吹いているのですが、高校大学時代は、全然息が続かず、本番でまともにフレーズを吹ききったことがないのです。(最近はなぜか、結構吹ききれたりするのですが・・・)
他の楽器よりも絶対フルートは長いフレーズは不利だと思うのですよ。(チューバなんかは、もっと大変かもしれないけど)
大きい音を要求されると、さらに苦しくなります。響く音、通る音と、大きい音は違うという議論は別にして、物理的にフレーズを吹ききるだけの息がないことが、多くあるのです。では、どこでブレスをとるか、音楽的に許される場所はどこなのか、逆に絶対ダメなのはどこなのか、情けないことに、よくわからないのです。
どういう勉強をしたらいいのでしょうか。

東邦音楽大学ブラスクリニックの指導者講習会、福田洋介さんの講習のレジュメに、
「ブレス記号はなく、どこで吸うかは奏者にまかされている。」という記述があった。
「ひと息の長さは、楽器により、音域により、人により違う。」
「なるべく長いに越したことはない。」

講習では、
サラサラっと、黒板に8小節ぐらいのメロディーを書き、「歌ってみましょう」。
テンポをゆっくりにして、「もう一度、歌ってみましょう」。

「どこで息をしましたか?」

たしかに、人によって違うのですよね。
まあ、チューバとオーボエじゃ、同じメロディーを演奏しても、当然、ブレスの場所は変わってくるし。

フレーズとブレス位置は、イコールではないのですね。そして、絶対的な正解もないというか、そう簡単なもんじゃない。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽