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ファゴットのピアニッシモキー(ウィスパーキー) [吹奏楽]

西部支部吹奏楽研究発表会の楽器置き場で楽器を準備している時、ファゴットの子が、
「先生、楽器が壊れました。」と言ってやってきた。
ボーカルのところのピアニッシモキー(ウィスパーキー)を動かすキーがカチャカチャいっている。
見ると、ばねがはずれているのではなく、ばねがない!
う~ん、楽器屋さんもいないし、リペアコーナーがあるわけでもないし、なにより、このタイミングで言うかね、という、イラっとする気持ちを抑えつつ、どうしようかと考えてみた。(まあ、このタイミングなのは生徒が悪いわけじゃないわけで。)

実は、ピアニッシモキー(ウィスパーキー)という名称を知ったのも、この原稿を書こうとしてなので、その時点では、名前も役割も知らなかった。
他の楽器だと、そんな上の方のキーがしっかり閉じていなかったら、音なんて出るわけないし、逆に、開けられなかったら、高い音とかでなくなってしまうだろうし。
(まあ、生徒も、「このキーって重要なの?」という問いに、「このキーが閉じないと低い音とかでないし、開かないと曲中の音とかも出ません。」とか言うし。)

インターネットで調べてみると、ファゴットの場合、他の楽器ほどの重要性はないみたいですね。

少なくとも他の楽器の常識から考えると、危機的状況だったわけですが、

最悪、固定だけすることを考えて、「輪ゴム」を大会本部に取りに行き、その輪ゴムをばね受けに引っかけて、ばねの代わりにしてみました。

現実にどれだけの効果があったのかどうかはわからないのですが、カチャカチャいわなくなったし、開けることもできるようになったし、
なにより、奏者本人が、「なんとかいけそうです。」という気になったので、
なんとか危機脱出、という感じでしょうか。

結構、僕、頑張ったよね、「きたちくん えらい!」という気持ちになった出来事でしたw

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