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倍音主義 [吹奏楽]

「使える! コード理論」では、倍音主義、「音の調和と進行はすべて『倍音』を根拠としている」という考えに沿って説明が行われている。

一つの音には、倍音が含まれているというのは知っていた。
バーンスタインの音楽番組でもやっていたように思うし、
ピアノで、たとえば、低音のCを強く弾き、上の鍵盤のCとか、Gとか、Eとかを押さえていると、下のCの音を止めても、弦が鳴っている、とかをやってみたりもしたこともある。

でも、そのことから、

なぜ、メジャーコードは明るく聴こえ、マイナーコードは暗く感じるのか。
 マイナーコードの短3度が、自然倍音列の5倍音とぶつかっている。
 (Cmなら、ミ♭が、ミとぶつかる。)
 メジャーコードは、高域に伸びていく倍音の響きを、構成音が補強している。
 マイナーコードは、音がぶつかって、高域がフィルタリングされる。

という、説明の仕方をされたのは、初めてかもしれない。

さらに、この本では、「進行」=音のつながりやすさの根拠も、単音に含まれる倍音の理論で説明している。

「・・・やすさ」というのは、感覚的なもので、人によっても違う感覚はあるのでしょうが、
人の感じ方の理論的根拠になるかもしれない部分を説明してくれているというのはすごいかも。


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