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バター戦争 [学校]

東京書籍の公民の教科書、第5章「地球社会と私たち」の最初の部分に、バター戦争という題材が出てくる。
「現在も地球上のどこかで、戦争や紛争が起こっています。戦争や紛争はどうすればなくなるでしょうか。右の物語を読んで考えてみましょう。」

タヌキ国とキツネ国の間には壁がつくられている。
「キツネ国のやつらは、なんとおそろしいことに、バターをぬった側を下にしてパンを食べるのじゃ。しかし、わしらの住むタヌキ国では、バターは必ずパンの上にぬる。それこそが正直者のする方法じゃ。」
お互いに最強兵器を開発した。

タヌキ国とタヌキ国の対立を解消して平和に導くためにはどうすればよいか、解決策を考えましょう。

例によって、4人程度のグループで話し合い、結果をマグネット付き小さなホワイトボードに書いてもらい発表、最後に教師が解説という形式で授業をやってみた。

サンドウィッチにする、両面にぬる、みみにバターをぬる、とか、「対立の理由」についての真正面からの妥協案を考えてくるグループもあり、
話し合う、理解し合えるように話し合う、といった、正当な答えを書いてくるグループもあった。

まあ、
もともと、「バターをパンの上にぬるか、下にぬるか」なんて、くだらないどうでもいいような理由をあえて書いてあるわけで、それにのって答えるというのも、おもしろいとは思うけど・・・。
逆に、「理解し合えるように話し合う」みたいな答えは正論ではあるけど、話し合っても理解し合えないのが現実なのだろうし、つまらないといえばつまらない。(ちょっと、僕、ゆがんでいるかもw)

そんな中で、「理解し合えるように努力する」という同じ意図ではあるのだけど、
壁を壊して交流する、というのと、壁を高くして距離をおく、というのがあり、なんかおもしろいなぁと思った。

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