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ミキサーの基礎知識 デシベルdB [コンピュータ]

「人の耳に聞こえるもっとも小さな音を「1」とすると、人が聞くことができるもっとも大きな音はおよそ「1,000,000」にもなります。
これでは桁が多すぎて音量を表すのに不便です。そこでデシベル(dB) を使って表してみると「最小の音と最大の音の差は 120 dB」になります。」(MG124c取扱説明書より)

MG124cの取扱説明書は、「ミキサーの基礎知識」とうことで、「デシベルdB」の説明から始まります。

う~ん、インターネットでさらに検索してみました。

デシベル(dB)という単位は、
デシベルの「デシ」とは「デシ・リットル(dl=1/10リットル)」の「デシ」と同じ意味で
「ベル」というのは電話を発明したあのグラハム・ベルのこと

0dB=1倍
6dB=2倍、12dB=4倍、18dB=8倍
-6dB=1/2倍、-12dB=1/4倍、-18dB=1/8倍

デシベルとはn倍のことを表わす指標(厳密には違う)となる。
デシベル(dB)は等差数列、対応する倍数は等比数列

デシベルという単位は、 y(dB)=20log10x(倍) で表わされる。
正確にいうと、6dB=2倍ではなく、6.0206dB=2倍。

0dB=1倍なので、「増幅率が1倍である」という言い方と「利得が0dBである」という言い方は同様。
利得が6dBのアンプでは、増幅率は2倍ということになり、信号が2分の1になるようなアッテネータの利得は-6dBである、というふうに使う。

ここに、増幅率が2倍の増幅回路と4倍の増幅回路があって、これをつなげて2段構成にしたとすると、全体の増幅率は2×4=8倍。増幅率(倍)の場合はこのように掛け算になります。

今同じ計算をデシベルを使ってやってみると、
利得が6dBの増幅回路と12dBの増幅回路を2段につなげた場合の利得は、6+12=18dB。
18dBというのは8倍のこと。

デシベルを使うと増幅率(すなわち利得)の計算が、掛け算(割り算)ではなく足し算(引き算)でできるようになる。これをデシベル算という。

デシベル算では、20dBがちょうど10倍、40dBが100倍にあたり、60dBでは1000倍ということになる。



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