SSブログ

斎藤秀雄 講義録 器楽的と声楽的 [吹奏楽]

このブログのどこかに書いたと思うのだけど、見つけられないのだけど、
ミュージックエイトの楽譜などで、歌謡曲(J-Pop)などを演奏するとき、
歌の部分はちょっと長めにベタベタした感じで、バッキングの楽器で演奏している部分は、速いスピードの息ではっきりと演奏してね、という指示をすることがある。

これって、この「器楽的と声楽的」という内容とかぶる部分があるよね、と思うのですが、どうなのでしょう。

実は、「歌の部分はちょっと長めにベタベタした感じで、バッキングの楽器で演奏している部分は、速いスピードの息ではっきりと」というのは、誰かに教わったのではなく、自分で思った内容なので、かぶっている部分があるといいなぁと思っていたりします。


でも、そういうことではなく、
たとえば、ホルストの第1組曲の2楽章の冒頭のメロディで、佐渡裕さんが指示しているのを聞いたことがあるのだけど、
「前半部分は軽快に、後半はちょっと感情を込めて」みたいなことと関係しているのかもしれない。



四分音符をどう吹くかとも関係しているだと思うのだけど、
たとえば、「マードックから最後の手紙」の激しい部分で、トランペットとかによるメロディの四分音符をどう吹くかという質問に、答えられなかったりする現実があるわけです。

理屈や考え方を知っても、じゃぁ、それをどう表現に活かしていくかということの間には、大きな溝があると思う。(まあ、だからおもしろいのかもしれないけど)

さらに言えば、こう「したい」という表現と、技術的に「できる」ことの間にも大きな溝があると思う。(まあ、だからおもしろいのかもしれないけど)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント