SSブログ

蘭学事始 [雑感]

国語の教科書に載っていたのかもしれない。杉田玄白らの、ターヘルアナトミア、解体新書を翻訳したときの苦労が書かれている蘭学事始。その中に、「フルヘッヘンド」についてのエピソードがある。

長崎で買った簡略な小冊子を見たところ、
“木の枝を切り取れば、そのあとがフルヘッヘンドし、
また庭を掃けば、塵や土が集まってフルヘッヘンドする”

木の枝を切ったあとが治るとうず高くなるし、
庭を掃いて塵や土が集まればこれもうず高くなる。
鼻は顔の真ん中にあって、うず高くなっているものであるから、
“フルヘッヘンド”は“うず高い”ということであろう。

う~ん、そのわかった時の喜びというのはすごくわかるのだけど、
1日以上かけ、大人が何人も集まって、「鼻は顔の真ん中にあって、うずたかくなっているもの」ということがわかったというのはなぁ、とも思うのですよ。

この前、必要があって英語で書かれた取扱説明書を読む必要があったのですが、苦労して読んでも、必要な情報がなかなか手に入らない。
「・・・すれば電源が入ります。」なんて情報はいらない。日本語みたいに斜め読み?できる語学力、手に入らないかなぁ、とすごく思いました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0