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大編成の吹奏楽作品を小編成で演奏するには? [吹奏楽]

藝大の吹奏楽指導者講習会、第2日目午前中は、酒井格先生の「大編成の吹奏楽作品を小編成で演奏するには?」という講座を聴講しました。

A.リードのアルメニアンダンス、エルカミーノレアル、春の猟犬を題材に、大編成の吹奏楽作品を小編成に編曲する時の考え方等についての話がありました。

「省略できる音は何?」
 和音の性格を保つ
 第5音は省略可(特に内声の時)
 横の流れを大切に
 最後は自分の耳

第3音は、抜けても困るし、重なりすぎても困る。
 アルメニアンダンスの2小節目、リードさんは第3音を慎重に活かしている。

 第3音が低い位置にあると重い印象になるかも。第3音はヘ音記号の真ん中からト音記号の真ん中あたりにあるといい。


「小編成でも休みは大切」
 奏者の負担 (音量面でも)対比が重要


「小編成でも休みは大切」「省略できる音は何?」と組み合わせて、伴奏部分などで、無理に、ある音すべてを振り分けない方法の話もありました。


「横の流れを大切に」というのは、限定進行音は残す、みたいな部分。
(このへんが、自分でやろうとするとむずかしいよね、と思ったりするところかもしれない。)

打楽器は、全部書いておいて、あとで奏者と相談するという手も。(ドラムセットは特にミラクルボックス、細かく指定するより、奏者に任せる部分も)

スコアを書いていく順番
 1 メロディ
 2 ベース 
 3 スコアの下から(打楽器からになる)
酒井先生は、トランペットにすべてのメロディを、ベースをストリングベースに入力してしまうのだそう。

ちなみに、まず、4段ぐらいのコンデンススコアを作成する重要性も指摘されていました。
そういえば、天野先生の講義を聴いた時も、最初からフルスコアに入力していかないで、コンデンススコアをつくることが大切、みたいなことをおっしゃってました。


打楽器のパート譜について
 小さい楽器と大きい楽器、実際の譜面の使い方を想定して作成する必要があるよね、という話。
 状況により(特に小編成で奏者が少ない場合)、複数の奏者が複数の楽器を演奏するわけで、配慮が必要ですよね。


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