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ホルスト「第一組曲」の原典を探る [吹奏楽]

東京藝大吹奏楽指導者講習会in上野の「ホルスト≪第一組曲≫の原典を探る」は、伊藤康英氏が大英図書館所蔵の自筆譜や各種の版を研究して、校訂版をつくったということでのお話。

大英図書館は、ハリー・ポッターで、ホグワーツ特急が発車する9と3/4番線があるキングス・クロス駅の近くにある、とか、
大英図書館では、だれでも資料を閲覧できるけど、英語の自分の住所を証明する書類が必要で、それを用意するのが結構むずかしい、という話とか(国際免許証がいいのではないかということでした。)、
本題と離れた話題に、つい強く興味を持ってしまうのは、いつものことなのだけどw

スコアの楽器配列、オリジナルだと木管の16分音符が美しく並ぶとか、
(オリジナルは、Fl.Picc E♭Cl OB SoloCl Cl1 Cl2 Cl3 AlSax TSax BassCl Bassoonだったりする。)

自筆譜に貼紙のあとで、ホルストの他のアイデアも知ることができるとか、

第6変奏の最後で、ホルストが書き忘れと書き間違いをしているのは、そこでページが変わるという譜めくりの関係からだろう、とか、いろいろ興味深い話がありました。


書き間違い云々の部分で、
わざとそうしたのではないだろうが、その間違いでも問題ないし、面白いかもしれない、という話があり、
きっと、文学作品とかだと、「てにをは」の違い、という感じなのかなぁ と思った。

作曲者の意図とは別に、それもあり、とか、意図を汲んで記載とは変えるとか、逆に変えないとか、
むずかしいし、おもしろい世界なのかもしれない。


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