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ディズニーランドセレブレーション 最後の和音 [吹奏楽]

自分自身は、音を聞いただけじゃ、どんな和音なのか全然わからないのだけど、生徒には、何も考えず、ただ書かれている音を出すだけというのはやめて欲しいと思っていたりする、困った人だったりする。
音を聞いただけじゃわからないけど、スコアを分析すれば、ここの部分はぶつかっている音、ここで落ち着く、みたいなことはわかったりはする。

ディズニーランドセレブレーションという曲の一番最後の部分、ティンパニのB♭の音の後に、全楽器で音を伸ばすのだけど、
ディズニーランドセレブレーション 楽譜 32.jpg

ティンパニとチューバがB♭、ユーフォがD、ホルンがF、トランペットがB♭、D、Fと、基本的には「B♭(B♭、D、F)」の和音みたいなのだけど、トロンボーンとか(2ndAltSax、TSax)が、GとCを出している。

う~ん? コードネームをつけるとすれば、B♭に6thと9thを加えた、B♭6-9 ?
何も考えずに、音を出しても、別に違和感はないのだけど、どういうしくみなのだろうと、質問してみると、

「4度で音を重ねているんですね」とのこと。
なるほど、ユーフォニアムのDの4度上がG、Gの4度上がC、Cの4度上がF、Fの4度上がB♭、
四度堆積だぁ!

四度堆積とsus4

火の伝説

「ド、ファ、ソばっかりなんだよね。」
コンクールで「火の伝説」を演奏した先生の発言。
近頃、コンクールの課題曲でも、和風(?)の曲が取り上げられるけど、(「吹奏楽のための風之舞」なんかもそうだよね。)
特徴としては、五度や四度の和音が多用され、三度がない。
まあ、ファとソは、2度なんだけど、展開すれば、5度と5度というわけ。
で、さらに、なぜか今年コンクールでやった「センチュリア」も、冒頭付近で、F→B♭→Cなのですよ。
と、いろいろ興味はあるのだけど、なにせ僕は、「ドとソを一緒に鳴らすと、ミが聞こえてくるでしょ」というやつで、一度も聞こえてきたことがないという人間なので、結局はよくわからないのが残念。

で、ド、ファ、ソは、コードネームでいうと、Csus4ということになると思う。
でも、第3音のEを半音引き上げて、というよりは、Gの4度上C、Cの4度上Fという感じで、4度で積み上げていく四度堆積という流れ?なのではと思う。



星出尚志編曲「ディズニーファンティリュージョン」のスコアを見ていて、コードネームをふってみようとしたのだけど、このsus4みたいになる部分があるのに気がついた。でも、第3音が次に半音下がって、という風にはなっていないので、きっと、なんか違うのだろうと思うのだけど。

かつて、「ディズニーファンティリュージョン」が発売された時、自分の学校でやってみて、なんか意外にいいサウンドで鳴るのに感動した記憶がある。
楽器の使い方(オーケストレーション)だけでなく、ハーモニーの作りにも秘密があったのかもしれない。


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