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菅原道真 [吹奏楽]

こんなに変わった歴史教科書

こんなに変わった歴史教科書 (新潮文庫)作者: 山本 博文出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/09/28メディア: 文庫
教科書の執筆にたずさわっている方が、昭和47年(1972)版と平成18年(2006)版を比較して、その記述の違い、背景となっている学説の変化等を書いている。

中学校社会科教師として、日々、教科書とともにいて、自分が学んだ知識、教えてきた知識と、現在の教科書の記述の違いみたいなものは、感じていたので、大変興味深く読んだ。

聖徳太子や源頼朝の肖像画についての話は、このブログでも書いたことがあるし、鎌倉幕府の成立年度についてなども、テレビ等からの知識で、「今、小学校では、1192(イイクニ)つくろう鎌倉幕府じゃないみたいよ!」とか、授業などで紹介していた。

この本では紹介されていないみたいなのだけど、そして、記載内容としては、新しく変わったとかではないのかもしれないのだけど、

菅原道真による遣唐使の廃止と国風文化について、

教科書には、「東アジアの変化」ということで、以下のような記載がある。
~894年に遣唐使に任命された菅原道真は、唐のおとろえと往復の危険を理由に派遣の停止をうったえて認められ、これ以後の遣唐使は派遣されませんでした。~

そして、その前の部分には、
~このころには新羅や唐の商船が交易のために日本に来るようになり、多くの僧がこれを利用して唐との間を行き来しました。~

僕のもっているイメージとしては、
菅原道真による遣唐使の廃止 → 国風文化 なのだけど、

唐のおとろえ(滅亡) →(貴族たちによる)国風文化 なのね、という感じ。
つまり、遣唐使は派遣されなくなっていったけど、中国との交流は維持されていたのだから。

いや、別に、変わりはないでしょ、と言われてしまうかもしれないけど。



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