人を魅了する演奏 [吹奏楽]
吹奏楽ゼミナール2日目夜の講演は、紙谷一衛先生による、「吹奏楽指導者への提言『人を魅了する演奏』」
ちなみに、昨年、指揮法講習で、それ以前の段階でボロボロだった状況は以下の記事で・・・。
http://blog.so-net.ne.jp/kitachi/2010-01-08-2
http://blog.so-net.ne.jp/kitachi/2010-01-12-1
http://blog.so-net.ne.jp/kitachi/2010-01-13
講演では、実際にピアノを弾いて、例を示してくれたり、あっという間の90分という感じだった。本を読んだ上でも、またお話を聞きたいと思った。
配布されたテキストには、「『指揮法教程』が正しく教えられていない?」というテーマで、
例1.予備運動は確実にブレスをさせる(演奏する意気込みを誘う)動作になっていますか?
例2.打法、しゃくい、平均運動では拍が運動の下端にありますか?
例3.打法の点後は瞬時に脱力されて重力による自然な減速が「ト」迄行われていますか?
例4.先入法は歌うような曲での横方向の動作である筈が縦のリズミカルな動作になっていませんか?
例5.3拍子打法でテンポ、リズム、動きを明示する正しい脱力と減速が行われていますか?
という、『指揮法教程』についての、陥りやすい部分の指摘も書かれているのだけど、さらに、
「指揮法教程」の指揮技法は、「音楽」を演奏する指揮法の一部分の、よいアンサンブルを作る技法であって、必須のものでありながら、この指揮法だけでは「音並べ」の演奏しか出来ないことをよくよく認識すべきである。と書かれているのですよね。
コメント 0