卒業式練習等だけで、午後は授業がないのを利用して、学区の小学校へ、「出前授業」ということで、30分程度の授業と中学校生活の説明をしに行っています。

その授業でやらせてもらっているのが、「缶コーヒー」の授業。

世界地理と缶コーヒー

世界地理の第1時間目にやっていたのが、このネタ。



缶コーヒーを持っていき、おもむろに缶をあけて、一口飲む。

結構これがインパクトがあるみたい。(卒業した後にも、言われたりするものね。)

1年生対象なので、「あっ」程度だけど、これが2、3年生なら、きっと、「教師なのに、いいのかよ」という野次がとびそう。

授業中の飲食については、タブー意識が強いかも。(中学生というのは、意外に保守的なのですよ。近頃はそうともいえない部分もあるけど・・・。)



  「僕は、缶コーヒーが大好きで、毎日1本飲まないと、生きていけない。」

  「ところで、コーヒーの原料は?」



(コーヒー豆が、「赤い」というのも、ちょっと驚き?)



  「コーヒー豆って、日本じゃとれないのだけど、なんで?」

(作物と気候の関係について、気がついてくれれば成功!)



コーヒー豆の生産国(輸入相手国)を、地図帳で調べさせる、その場所を前にでて、世界地図上で示してもらう、等々。(適当に、作業も入れてみたりして・・・。)

缶コーヒーの「缶」の方に着目して、スチール=鉄、鉄鉱石と石炭で、資源を輸入に頼っていることを紹介したり・・・。



まとめ

  「というわけで、日本という国は、他の国と仲良くしていかないと、生きていけない国なのだよね。(まあ、コーヒーはともかくね。)

 じゃあ、仲良くしていくにはどうしたらいいか。



 一つには、「相手のことを知る」というのは大切だよね。ほら、まず、新しいクラスが始まった時など、自己紹介とかするじゃない。

 まあ、中学校の授業でやることぐらいじゃ、全然足りないとは思うけどね。

 まずは、相手の名前(国名)を覚えることから、始めていこうか・・・。」