指揮者アカデミー 本番 2

佐渡さん:「1楽章は止めません。」

ということで、演奏スタート。


途中、頭の中は、「ここはどこ?」「何拍目?」状態に何度もなる。

挙句の果て、最後のフェルマータで、上げた腕を後ろに回して振り下げたら、そこには、柵(?)が・・・・。

(いつの間にか、指揮台には転落防止用の柵(?)が付けられていたのですね。)

指揮棒を思いっきり柵にぶつけて、「ぁ痛てて・・・・」、と笑いをとってしまった。



佐渡さん:「きたち先生」

僕:「ハイ」

佐渡さん:「あのね、僕にはできない音楽が、できると思う。」

僕:「?!」

佐渡さん:「本当に、すごくいい意味で。」「不器用だけど、」「音楽、好きなのがわかるし、それは、みんなも、僕も負けないんだけど・・・・。」「徹底的に、勉強して、楽譜を研究して、何回も何回も練習に、ある意味、つき合わせて、自分も付き合って、根気と努力、奏者への感謝の気持ちも必要だし・・・・・、」「先生、出来るような気がする、それが。」