火の伝説



「ド、ファ、ソばっかりなんだよね。」

コンクールで「火の伝説」を演奏した先生の発言。

近頃、コンクールの課題曲でも、和風(?)の曲が取り上げられるけど、(「吹奏楽のための風之舞」なんかもそうだよね。)

特徴としては、五度や四度の和音が多用され、三度がない。

まあ、ファとソは、2度なんだけど、展開すれば、5度と5度というわけ。

で、さらに、なぜか今年コンクールでやった「センチュリア」も、冒頭付近で、F→B♭→Cなのですよ。

と、いろいろ興味はあるのだけど、なにせ僕は、「ドとソを一緒に鳴らすと、ミが聞こえてくるでしょ」というやつで、一度も聞こえてきたことがないという人間なので、結局はよくわからないのが残念。


で、ド、ファ、ソは、コードネームでいうと、Csus4ということになると思う。
でも、第3音のEを半音引き上げて、というよりは、Gの4度上C、Cの4度上Fという感じで、4度で積み上げていく四度堆積という流れ?なのではと思う。



星出尚志編曲「ディズニーファンティリュージョン」のスコアを見ていて、コードネームをふってみようとしたのだけど、このsus4みたいになる部分があるのに気がついた。でも、第3音が次に半音下がって、という風にはなっていないので、きっと、なんか違うのだろうと思うのだけど。

かつて、「ディズニーファンティリュージョン」が発売された時、自分の学校でやってみて、なんか意外にいいサウンドで鳴るのに感動した記憶がある。
楽器の使い方(オーケストレーション)だけでなく、ハーモニーの作りにも秘密があったのかもしれない。